今までは世の中のお医者さん達(特に勤務医のDr.)は、労働時間がめちゃくちゃな状態でした。
私、院長も勤務医時代には、月200時間を越える超過勤務・・・病院上層部から、「上原くん、今月の超過勤務は労基にケチつけられるから、ちょっと少なめで出してくれよ。差額分はボーナスで調整するから・・」と言われたものです。
院長が研修医時代には、「医師は労働基準法の適応外だから・・・」と言われて、つい最近まで信じてました。
さすがに近年、医師の過労死が問題になってきて、ようやく医師にも人間らしい生活を・・という法改正が為されるようです。
そこで4月からは、勤務医の超過勤務時間数の上限が設けられます。
問題は・・・地域の開業医療機関に医師を出している大病院でも上限が設けられるので、大病院が医師を引き上げてしまう可能性があるのです。
実際、大学病院って給料悪いんですけど、週に1−2日の外勤日があって、外勤(バイト)で収入を補填しているのですが、この外勤も時間外勤務に含まれるようになるため、地域の医療は脆弱になる可能性が出てきました。
となると、地域の時間外(休日診療や夜間診療)が出来なくなる医療機関が増えるのではないか?と言われており、地域の救急医療の崩壊につながる・・・とさえ言われてます。
当院も医師1名で外来と救急対応をこなしているわけで、特に救急患者さんの為に開設したクリニックなので、「外来が遅い」とか「待ち時間が長い」と言われても、こちらとしては精一杯やってるので・・・
これが4月からはさらに手が回らなくなるかもよ・・っていうことです。
地域の救急医療を崩壊させないために、一番効果的なのは、
安易に救急システムに頼らない
ことです。
3日前から具合が悪かった人が救急車を要請して受診する・・とか、昼間は仕事で受診できないから夜、救急医療機関を受診する・・とか。
コロナが蔓延していた2020年、救急車の出動は減少しました。
皆さんが安易に医療機関を受診しなくなったためです。
できるだけ昼間に近所の医療機関を受診するようにお願い致します。
もちろん、急変ややむを得ない場合はWELCOMEです。
京都新聞 2022年8月2日 6:00
「救急車に道を譲ってくれない車が増えた」-。救急隊員の訴えとみられる投稿が6月にツイッター上で拡散され、全国的にドライバーのモラルが改めて話題になっている。京都市でも、車両や歩行者が道を譲らない事例は中心部の大きな交差点などで特に多いといい、市消防局の隊員は「一刻も早い患者の搬送が任務なので非常につらい。進路の確保に協力してほしい」と呼びかける。
冒頭のツイッター投稿は「いいね」が約44万件と大きな反響を呼び、「母の救急搬送中、車も歩行者もなかなか道を譲ってくれなくて祈るような気持ちでした」「自分の事しか興味ない人が増えているのかな」と共感の声が寄せられていた。
京都市内ではどうか。「特に交通量の多い交差点では、一部の車が道を譲ってくれないケースがある。歩行者の中にも、急いでいるのか立ち止まらずに横断歩道を渡ってしまう人がいる」。市消防局の救急管理係長の男性(45)は、10年以上にわたる救急隊員としての経験を振り返る。2種類のサイレンに加えて「交差点に進入します」とアナウンスしても、聞こえてないかのように無反応の車もあるという。
道路交通法では緊急車両が接近してきた場合、車両は道路の左側に寄るなどし、進路を譲るよう定められている。サイレンの音が聞こえたらすぐに緊急車両の位置を把握し、交差点の場合は手前で一時停止するのが正しい対処だが、男性係長は「近年は車自体の防音性能が良くなり、音に気づかない人もいるのかもしれない」と推測する。ただ、現在の音量でも市民から「音が大きい」というクレームが寄せられることがあり、これ以上音量を上げるのは難しいという。
今年は新型コロナウイルス患者や熱中症などの影響で、救急車の出動要請が非常に多い状況が続いている。市内における1~6月の出動件数は4万5547件と、前年同期比18.8%増となった。
男性係長は「呼吸や脈拍が止まり、病院でしか根本治療できない患者を搬送していることもある。いろいろな事情はあるかと思うが、一刻一秒を争うので道を譲ってほしい」と力を込めた。
今朝クリニック入口前にコーヒーの空き缶(中身残ってました)が放置されていました。
わずか数歩歩けば空き缶用のゴミ箱があるにもかかわらず、入口の路上に放置されていました。
防犯カメラの画像で犯人はすぐ分かります。
昨夜21時50分頃受診した方の友人ですかね?
駐車場に座って缶コーヒー飲んでました。
そのまま放置して車(左に映ってるハイラックスサーフ)に乗って去って行きました。
名前も住所も分かっています。
この投稿見てもNo Reactionの場合は、今後出入り禁止にしようと思います。
他人に迷惑のかかる行為は自粛しましょう!って学校で習わなかったのか?
先日のニュースで左記のようなものがありました。
三重県松阪市で救急車の不適切利用を減らそうという試みです。
そもそも消防は公務員なので、全国に率先して何か新しい事を始める・・ってことは苦手でやりたがりません。
にもかかわらず、始めたということは、行政側の強い要望があったものと思われます。
それほど救急事情がひっ迫しているのでしょうね。
全国の救急医はこの取り組みに賛同するものと思われますが、実はもうすでに救急搬送の一部は有料化されているということを皆様ご存じでしょうか?
◆夜間休日救急搬送医学管理料=通常の診療時間外に救急医療機関へ救急車で搬送された初診の患者さんについては、治療した診療報酬に600点=6000円が追加される。実際は、他の治療に対する診療報酬と合算で患者さんに請求するので分かりにくいかもしれないが、3割負担であれば、夜間や休日に、救急車で医療機関に運ばれた場合は、1800円の自己負担が生じている。
上記は保険医療費の算定(初診料とか画像診断料とかが書かれている規則)の中の救急搬送に関する部分です。
時間外の救急搬送に関しては、すでに皆様1800円余計にかかっているのですよ。
当院では救急隊からの受入要請があった際に、自己受診、あるいは家族が連れてこれそうな状況であれば、救急隊や当院スタッフがご家族・ご本人に事情を説明した上で、外来自己受診をお勧めしております。
不要不急な救急搬送の減少と、皆様に余分な費用を出させないためです。
ご理解&ご協力いただきますようお願い致します。
「1800円くらい払うから連れて行け!」と言うお金持ちの方は、タクシーあるいは介護タクシー利用という手もございます。
ご検討のほどお願い致します!
「政治に対する不信感を招いてしまい、深く反省しております」
昨今の自民党議員先生方の口から出てくる反省の弁です。
まあ、政治不信は以前から繰り返されているので、あなた方だけの責任ではありませんよ・・・
でも、反省を公言したり、責任を感じていることを公言しますが、だーれも議員辞職をしますって言う人はいないんですね〜。
政治家先生方の反省って何でしょうね?
ここぞとばかりに野党も自民党を叩いていますが・・・まあ、同じ穴の狢という感じは拭えませんね・・・
このような状況に陥っても、「べつに派閥が悪いわけじゃないんだ・・・」とか言ってる爺さん達もいます。
下々の国民がどんな気持ちでいるのか全く理解してないんですね。
石川の被災地に、大谷翔平もダルビッシュも寄付をしたようです。
何万人もの庶民の皆さんも苦しい家計の中からふるさと納税や被災地への寄付をしています。
自民党の方々、何千万円とか何億円もの収入を得ていた方々・・・
被災地へ全額寄付したらいかがでしょう?
国民感情的にも少し許してやろうか・・ってなるかも・・・
さて、自民党は再生できるんでしょうかね?
平成21年、第92代首相、麻生さんが国民に背を向けられて民主党に政権交代しました。
今回も麻生さんが「派閥解消なんかしねえよ!」で政権交代しないように、岸田さん、頑張ってくださいな。