各種感染症流行中です

コロナだけでは無く、いろいろな感染症が流行しています。

 

RSウィルス感染症

4~6日の潜伏期間を経て、発熱、鼻水、咳などの症状が現れます。特に咳や、喘鳴(呼吸時のヒューヒュー・ゼーゼー音)、呼吸困難などが特徴的で、細気管支炎や肺炎が起こることもあります。

 

ヘルパンギーナ(コクサッキーウイルス、エコーウィルス)

2~4日ほどの潜伏期間を経て発熱を伴う喉の痛みが現れます。また、口の中に水疱が形成され、破れると潰瘍かいようとなります。非常に強い痛みがあり、飲み込みができず、脱水状態に陥ることも少なくありません。とくに乳幼児は自分の唾液も飲み込めず、よだれが通常より多くなります。

 

インフルエンザ

なぜか今年は暑い時期になってもインフルエンザが流行しています。ただし社会全体から見るとさほど多くはないのです。学校や会社など集団で行動する場での流行(クラスター)があるだけです。周囲にインフルエンザっぽい人がいなければさほど心配は不要です。

 

胃腸炎

胃腸炎にはウィルス性と細菌性があります。流行している胃腸炎の多くはウィルス性です。通常は整腸薬と制吐薬で改善します。細菌性はいわゆる食中毒によるものが多く、気温が上がってくると増え始めます。同じものを食べた方全員に同じような症状が出ることが多いです。ただ、いつ食べたものか?に関しては、最長で5−7日前の鶏肉・・とかで発症することがあります。ご注意ください。

 

新型コロナウィルス感染症

現在流行しているコロナはさほど重症化していません。最初に咽頭症状、咳嗽などが出現しますが、咽頭症状は1−2−日で軽快します。その後、頭痛や発熱、関節痛、筋肉痛などが出現します。20〜50歳代の方は重症化は稀ですが、味覚障害や頭痛、咳嗽などが残ることがあります。抗コロナウィルス薬が開発されており、重症化や後遺症を抑制する効果が確認されています。

 

院長的には新型コロナ感染症患者の増加が最も気になっています。5類になってから、発熱しても検査しない方が増え、世の中にはコロナ患者が蔓延しているものと思われます。最近、当院で検査した方の陽性率は5割を越えています。

他の感染症を心配するくらいなら、同時にコロナの検査もやった方が良いと思いますが。。。。。