患者さんのための3つの宣言

最近TVやラジオで、「法務大臣認定司法書士、○○事務所」とか、「法務大臣認定××法律事務所」とかのCMが目につきますね。

あれ、いちいち法務大臣認定って言う必要あるのでしょうか?

ああいう言い方されると、「これ、なんか騙してるんと違うか??」と勘ぐってしまいます。

 

少なくとも我々医師は、「厚生労働大臣認定医師」とは言いません。

どんなに怪しい美容外科のCMでも言ってないですよね?

だって認定するのはその領域の省庁を司る大臣だって当たり前ですもん・・・。

 

わざわざそれを言う・・っていうのは、信用させて何か騙すつもりか?とか思ってしまうんです。

 

埼玉県は、平成17年度から始まった一般社団法人埼玉県医師会との協同事業で、「患者さんのための3つの宣言」っていう事業を進めています。(上のコバトンをクリックすると県のHPに飛びます)

言ってる内容はすごく良いことなのですけど、よくよく考えれば当たり前の話・・・

私、院長は「法務大臣認定・・・」と同じ匂いを感じてしまうのです。

 

再三再四、県から登録して下さい・・って連絡来るんですけど・・・迷ってます。

わざわざ「厚生労働大臣認定医師」って名乗る必要あるのか?

「患者さんのために行動する医院」を名乗るべきなのか?

まあ、当たり前のことを出来ない医療機関が多いのかも知れませんが・・・

 

令和5年2月1日時点で、当院は「患者さんのための3つの宣言」に登録してません。

当たり前のことをわざわざ喧伝することに、若干の引け目を感じてしまうからです。

患者さんにとって良い医療機関か、2度と行きたくない医療機関か・・・それは医療機関がCMするものではなく、患者さんに決めてもらえば良いか・・と思っております。

 

なので・・・直接医師会のお偉いさんから頼まれるとかで、人間関係的に「これ以上は突っぱねられないな・・」と思ったら宣言しますけど、現時点ではまだ・・・(笑)