救急救命士の学会ができた?

平成3年(1992年)に救急救命士法が成立し、日本に救急救命士という仕事が出来ました。

それから30年が経過し、ようやく救急救命士の集まり・・学会の元になるかも知れない集会が開催されるに至りました。

 

以前から救急医の間では、「いつまで医者に頼ってるんだ?」とか「救命士が救命士を教育して育てないとプロとは認めない」とか厳しい意見が出されてきました。

2013年に総務省消防庁から「指導的立場の救命士の運用の必要性」が提示され、各地に指導救命士が誕生。

川越にも3名の指導救命士がいて、後身を指導している・・・はずなんだけどな?

 

指導救命士の要件は結構厳しくて・・・

1. 救急救命士として、通算5年以上の実務経験を有する者。

2. 救急隊長として、通算5年以上の実務経験を有する者。

3. 特定行為について、一定の施行経験を有する者。

4. 医療機関に於いて、一定期間の病院実習を受けている者。

5. 消防署内の現任教育、講習会等での教育指導、学会での発表など、教育指導や研究発表について豊富な経験を有する者。

6. 必要な養成研修を受けている者。もしくは一定の指導経験を有する者。

7. 所属する消防本部の消防長が推薦し、都道府県MC協議会が認める者。

とされています。

 

でもね、たとえば5.の学会発表なんか、公務員って未だに隠蔽体質で、なかなか自分達の組織のデータとか、発生した事案とか外部に出したがらないんですよ。

でも、今回、新たに救命士だけの集まりが出来たことで・・・しかも所属にとらわれずに参加できる集まりなら・・・新しい展開が開ける可能性が充分に出来ますよね。

そういう意味でも、院長はこの集まりに期待しています。

新しい職種だからこそ、無限の可能性を秘めていると思ってます。

みんな!がんばれ!!

 

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コメント: 1
  • #1

    mabo (火曜日, 22 3月 2022 21:53)

    上原先生
    応援ありがとうございます!
    とても心強いです。
    自律と連携が進むよう努めます。