新型コロナワクチンについて・・・第1報

私が現時点で理解している内容をお伝えします。

 

日本に入ってくるワクチンは現時点で3社。

 

ファイザー社製  6000〜7000万人分のワクチン契約だったようですが、注射器の問題で5000〜6000万人分に減りそうです。mRNAワクチン。マイナス70度保管が必要で、低温用の冷凍庫が必要ですが、在庫不足。。。

 

アストラゼネカ社製  6000万人分のワクチンの契約みたいです。日本国内の会社にも委託作成するようです。ウィルスベクターワクチン。常温保存が可能みたいです。ただ、南アフリカ変異株には効果がいまいち・・とか、有効性はやや落ちる(70%)とか。。。

 

モデルナ社製  2500万人分の予定。常温保存可能。ファイザー社製と並んで90%以上の有効性。

 

まずは2月から、医療従事者が・・・次いで高齢者、持病のある方など。

一般の方々は5月以降になる見込みで、ファイザー社製は届かない可能性があります。

 

副反応は、疼痛、倦怠感、発熱など

疼痛・・・注射自体はたいして痛くないようですが、半日後くらいから接種部位の疼痛、頭痛、関節痛などが出現。鎮痛薬は必須な程度の疼痛のようです。

倦怠感・・・睡眠後は軽いようですが、朝→昼→夕→夜になるに連れて『もうなーんもしたくない!!』となるようです

いずれも数日程度で治まるようです。

早い話、たちの悪い感冒にかかるようなもんですね。

でもワクチンを接種したからと言って、コロナに罹患するわけではありませんのでご安心を・・・

 

ファイザー社製は21日後に2回目の接種をします。

2回目の接種は42日まで遅れてもOKのようです。4日まで早くてもOK。

つまり2回目の接種は、1回目の17〜63日間に打て!と言うことですね。

 

まだわかっていないこと・・・

接種したワクチンの効果がどれくらい持続するのか? モデルナ社製ワクチンは3ヶ月は持ちそうです。それ以上のデータが未知です。

他者への感染が予防できるか不明。

集団免疫が本当に得られるのかは不明。

 

ワクチンはすべて16〜18歳以上が対象で、小児に対しては推奨されていません。

妊婦さんは接種しても良いことになっています。外国では特に副反応が強いというデータはありません。

妊婦さんの配偶者や家族は推奨されています。

ただし、胎児に対する影響などはまだ不明な部分があります。

 

授乳中の方に対するデータが不十分であり、現時点では推奨されません。

免疫抑制剤を使用中とか免疫不全な方は、コロナに罹患した際のリスクの方が大きいので、接種を推奨されています。

 

コロナに罹患歴のある方も、接種が推奨されています。

抗体価が時間と共に低下してくるのがわかっており、再感染する方も報告されています。

ただし、濃厚接触者の方は、経過観察中にワクチンを接種してはいけません。

 

ワクチン接種後も、現在皆さんが行っているような、マスク装着、手洗い励行、3密防止などの感染防御は継続する必要があります。

 

国内の製薬メーカーも現在ワクチンや治療薬などを研究開発中です。

数年中には多数の製薬メーカーからワクチンが発売され、もっと選択肢が広がるでしょう。

 

当院では、当分の間、コロナのワクチン接種はいたしません。

 

各地域の保健所や医師会にご相談ください。