陰性証明だ??

最近、発熱した方がPCR検査を行った結果、『会社に提出するので陰性証明をください』と言ってくる方が増えてきました。

いろいろなweb上のサイトを見ていただけると分かりますが、PCR検査の感度は最大で80%程度です。

つまり、陽性の人を陽性と正しい結果を出す確率です。

なので、陽性の方でも20%以上の人はPCR陰性と結果が出るのです。

特に発症当日のPCRは感度が低く、60%程度と言われています。

 

医療機関が出す証明書というのは、ある意味公文書なので、誤ったことはなかなか書けないのです。

従って、1度だけのPCRの結果で『陰性証明書』は書けないのです。

 

ところが最近、『1回の検査でも陰性証明を書きます』と言う不届きな医療機関が出てきました。

それは社会に対する責任をどう取るのよ?という話になってきます。

5人に1人以上がコロナウィルスを持っているのに陰性と判断されている・・・それなのに陰性証明??

 

当院では陰性証明は出していません。

今回のPCR検査では陰性でした・・という言い方しか出来ないのです。

その辺の常識を各企業の担当者も持っていただきたいものです。