救急車からの拒絶

当院が新型コロナのPCR検査を始めると朝日新聞に掲載されました。

そのせいか・・・ここ2日間で3件、救急車からの受入要請で、当院からは受入可と返事したにもかかわらず、患者都合で他院へ回された方がいらっしゃいました。

どうやら「コロナを扱う医療機関には行きたくない」が理由のようで・・・

しかし、もはやこんな状態の世の中で、コロナ患者が来ない医療機関はほとんど無いでしょう。

 

慶應大学の発表で、新型コロナ以外で受診した患者さんに検査をしたところ、約6%にコロナ陽性という結果になった・・というのがあります。

つまり、症状無い人でも6%程度(16人に1人程度)はコロナ陽性なんです。

むしろコロナ対策をしていない医療機関より、しっかり対策を施している医療機関の方が安全かも知れません。

 

「コロナには近づきたくない」

 

気持ちはわかりますが、外の世界では・・・特に医療機関では難しいのが現状です。

 

自分の身は自分で守る・・・手洗いをしっかりする、やたらいろいろな物に触れない、マスクをする、できるだけ顔に手を持って行かない・・・等々

 

それが出来ていればそう簡単には罹患しないはずです。

その証拠に、コロナ患者さんに日々対応している我々も罹っていませんから・・・

 

 

 

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コメント: 4
  • #1

    か。 (土曜日, 02 5月 2020 21:26)



    近隣の市ですが、車で20分くらいなので、以前父と私がお世話になりました。
    ほんとに救われました!
    ありがとうございます。
    川越救急ができたことで普段から安心して暮らせるようになりました。

    PCR検査のことをテレビで知り
    こんな素晴らしい皆様がいる病院が近くにあると改めて感謝でいっぱいです。

    川越救急の皆様の志
    テレビ等でみて、お世話になりましたし、家族一同感謝の気持ちを
    こちらで伝えさせてもらいました。
    これからも、上原先生と皆様
    応援しています!!!
    本当にありがとうございます!!

  • #2

    miyu (土曜日, 02 5月 2020 22:48)

    その通りだと思います。
    頑張っていらっしゃる医療従事者の肩代わり、頭が下がります。
    テレビでこちらの病院に運ばれた患者さんがPCR検査を拒否したのを見ました。先生が説得しても、コロナ感染者と見られたくないとのこと…
    開いた口が塞がりません。こういう意識の低い人がウィルスをばらまいて市中感染が増えていくのだと本当に怖くなりました。
    川越市民です。この一件で本当に不安でいっぱいですが、先生の仰るように自分の身を守るようできることはやり、それでも感染の疑いがあるときは調べてもらって、自分からは広げないようにしようと思います。

  • #3

    はとのポーちゃん (火曜日, 05 5月 2020 08:30)

    PCR検査は意味がないものなのでやりません!!
    とHPに載せていたと思いますが、
    それは消されて始めたと言うことは
    今は意味があるものだと認識しているのでしょうか?

  • #4

    院長 (金曜日, 08 5月 2020 18:03)

    か。さん、miyuさん
    応援いただきありがとうございます。
    当院スタッフもみんな家族が有るのです。
    自分が家に持ち帰って家族にうつさないか・・・自分がクラスター源にならないか・・・自分の身に何かあったら・・・という不安の中で働いています。
    皆様からの応援が、本当に我々のモチベーションを上げてくれていると実感します。
    ありがとうございます。

    はとのポーちゃんさん
    臨床医的には、未だにPCRをやっても特効薬が無い中、仕方ないなあ・・という思いは変わりません。
    ただ、新たな感染者の約半数が「感染経路不明」となっている現状では、風邪と思っている軽症者をあぶり出して隔離しなければ、いずれまた感染が増加する危険性が残ります。
    なので、公衆衛生学的にはPCRを数多くやることは必要かな・・と。
    しかも埼玉県は保健所がほぼパンク状態で、いままではCTで肺炎像がある患者さんでも、条件に該当しないから・・という理由でPCRを断られた経緯が数回あります。
    やはり現場の医師が必要と考えた方にはPCRを受けていただきたいので、今回始めました。
    ご了承ください・・・