また若者が一人亡くなりました。
スポーツに伴って起こり続ける、健康な若者の死亡事故。
多くは、不整脈に伴うもので、AEDなど適切な対応を行えば、改善が望めるものです。
当院にも2ヶ月前、サッカーでゴールキーパーの練習中、強めに蹴られたボールを胸でキャッチした次の瞬間にいしきを失って倒れた少年が来ました。
幸い彼は数十秒後に意識を回復して、お母さんに連れられて当院を受診出来たのですが、受傷時にはコーチ、グランドの管理人など周囲の大人は誰も応急対応が出来なかったのです。
もし彼が自力で不整脈から回復出来なかったら・・・今回の大学生と同じ道をたどっていた可能性が高いです。
日本は市民レベルでの応急対応の後進国なのです。
少子化が問題になっている今こそ、大人達が正しい応急対処の知識を付ける必要があるのではないでしょうか?
特に、スポーツに係わる大人達・・・選手の両親も含めて・・・誰かが倒れたらAEDを装着する、スポーツが行われる場所の一番近くのAED設置場所を確認しておく、そんな当たり前のことをやりませんか?
それだけでも、年間に数名の若い健康な命が救える可能性が高いのです。
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