日曜・休日を定休日にせざるを得ません・・・

先日、保険支払基金から連絡が・・・・

  • 川越救急クリニックは日曜・祭日も診療日に公示しているのに、日曜・祭日に休日診療加算を請求するのは適切ではありません。
  • 先日、受診した患者さんからそのような連絡がありました。

救急医療の現場はほとんどが赤字運営である。

当院も外来診療はほぼトントン、夜間は救急車以外は赤字である。

病気や怪我に休日はない・・という理念のもとに他院が診療しない日曜・祭日もできるだけ診療を続けてきた。

休日加算があると黒字になる。そしてその黒字幅が平日の赤字をなんとか補ってきたのである。(それでも暖かい6〜8月は赤字が続く・・・)

皆が休んでいる休日に働くんだから加算してもらって良いよね・・・という理解でやってきた。

そして5年間、お咎めなしだったので、そういう解釈で良いのだと思っていた。

さらに、多くの患者さんに、『明日検査した方が休日加算取られないから安いですよ』と言うと、『いやいや日曜日に診てもらえるんだからそれくらいは払いますよ』と言っていただいた。


一人のクレームが、我がクリニックの経営を追い込み、休日・日曜を休診にせざるを得ない状態にさせる。

そして杓子定規に解釈する支払基金である。

あなた方のせいで救急医療は危機を迎えるのだ。

やるべきは医療費削減ではない!日本の医療を立ち直らせることなのだ。

支払基金の審査委員は肝に命ずる必要があろう。


4月以降、我がクリニックは日曜・祭日を休診とします。

緊急度の高い救急患者さんのみ現在と同じ時間帯に診療いたします(休日加算を請求いたします)。

休日加算を請求するために、困っている患者さんを診れない状況は本末転倒であると思います。

が・・・日本という国はそんな国なのです。

御了承ください。







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コメント: 14
  • #1

    眼科医@千葉 (水曜日, 28 1月 2015 22:31)

    たいへんだったね。でも確かに日曜を診療時間としていたらその日に休日加算は取れないのが保険上のルールみたいです。たぶん杞憂だと思うのですが、平日でも時間外加算(午後10時から午前6時は深夜加算)は取ってるよね?これ以外に届出をすれば夜間・早朝等加算(一律50点)というのもあるけど届けてますか?心配だったのでコメントしました。
    診療時間の変更には保健所や厚生局への届出が必要だということは知ってますね?(実は僕は開業して何年もこのことを知りませんでした。)

  • #2

    かいごや (水曜日, 28 1月 2015 23:14)

    先生・スタッフの皆様お疲れ様です。

    医療保険は詳しくないのです質問です。
    ○基本日・祝祭日休診の診療所。
    年末年始・GWなどの連休が多くある月に(受診サイクルを一定にすることが主目的で)通常なら祝日を、医療機関都合で臨時で診察日に変更した場合は、休日加算算定できるのですか?

    ○土日祝祭日を一律に算定対象にするのか。
    ○医療機関が休みなのに、急患対応で診察した場合に算定できるのか。
    そこだけは、行政はしっかり明示して欲しいですよね。

    逆に、医療機関としても行政に問い合わせた結果を情報公開(院長○○ 文章料○円 往診時の車代など 算定の項目等)した方が誤解がなくて良いかもしれませんね。
    ↑近所の元勤務先の某大学病院は事細かく入り口に掲示されていますよね。

    過去に、土日は通常診察。平日の指定曜日が休診日の救急指定病院。
    土日に診察受けに行っても、加算算定なかった気がします。

    でも、先生のことだから、受診に来た患者さんはきちんと診察されるんですよね。
    診察してみないと、判断できない。が、口癖ですものね。

  • #3

    眼科医@千葉 (木曜日, 29 1月 2015 08:25)

    休日加算を認められる患者について診療点数早見表で確認したところ、(イ)客観的に休日における救急医療の確保のために診療を行っていると認められる次に掲げる保健医療機関を受診した患者。①地域医療支援病院、②救急病院を定める省令に基づき認定された救急病院又は救急診療所、③・・・とあり、救急指定されているのであれば川越救急クリニックは対象となるのかもしれないな、と思いました。それから夜間・早朝等加算は時間外加算や深夜加算と重複して請求することはできないようです。また夜間・早朝等加算は一般の診療所等が救急病院の負担を軽減するために設定された項目のようなので貴院は該当しないかもしれません。いずれにしても保険点数の設定はかなりややこしい文面でしばられているので、よくわかっている人がいれば相談の上、関東信越厚生局に確認してみると良いかもしれません。あまり正確でない情報で申し訳ありません。

  • #4

    院長 (木曜日, 29 1月 2015 10:59)

    千葉の眼科医さん、かいごやさん
    コメントありがとうございます。そもそも文面がどうとでも解釈できる文面でして、いったいどれが自分のとこに当てはまるのかを理解するのは難しいです。なので支払基金側の審査委員のDr.がきちんと統一解釈で行っているとも思えません。その場しのぎの思いつき・・程度でケチをつけているようにも感じます。
    当面2月3月は現行通りで弁護士さんらと解釈を相談しつつ、今後の対応を検討します。
    おそらく4月以降は日・祝は休診で、救急患者のみ診療・・とせざるを得ないかも・・・です。

  • #5

    かいごや (木曜日, 29 1月 2015 20:58)

    「千葉の眼科医」先生。
    早見表の解釈ありがとうございます。
    介護保険もそうですが、曖昧な表現で濁しているんですね。
    自分も、解釈が難しい時は、保険者に書面問い合わせをしてますので・・・。

    先生ちょっと話それるかもしれませんが、自前の救急車を使用した場合の人件費燃料費を請求するとしたら、やっぱり揉める前にカタをつけたほうがよさそうですね。
    隣の大学病院は、添乗費を掲示してましたよね?

    通所介護でも、送迎にかかる費用(過去は別加算。今は基本単位にコミコミ)なのですが、お金を取るなら、2種免許が必要だろう。営業ナンバーだろう。と、議論がありました。
    結局、上記内容はうやむやになり闇に葬られました。
    ◎介護タクシーは、当然ながら別の扱いです。

  • #6

    ずーの (木曜日, 29 1月 2015 22:59)

    上原先生、木川先生、スタッフの皆さんお疲れ様です。

    僕は保険のことは全くの素人なので、論理的なことは言えませんので、完全感情論を言わせてもらいます。

    まず、クレームをつけた人へ
    みんなが休みたい日曜日に診療してくれる病院があなたの生活圏内にあることはとても恵まれた環境です。しかも救急専門医に診てもらえるなんて、そうそうありません。休日当番の総合病院にいったってそうそう救急専門医なんていません。よっぽど整ってる病院や規模の大きいとこじゃないと。近所のクリニックに救急専門医がいて、土日も見てくれるなんて環境は、とってもとっても安心できる恵まれた環境なのです。その環境をあたなは壊そうとしています。いや、壊しました。あたただけの問題ではなく、川越市民にとって非常にマイナスなことをしてしまったのです。そのことを忘れないでください。そして、日曜日に働いてくれてることを、当たり前だと思うからそんなクレームをつけれるのでしょう。休日加算、確かに安いものではないのかもしれません。でも、日曜日に診てもらっておいて、明細書をジーックリ見て、休日加算がついてるのはおかしいと、わざわざ支払基金に電話までして文句を言うって……人間の大きさが計り知れますし、時間がたくさんあるんですね。羨ましいです。僕にはそんな暇、ありませんから。
    たしかにルール上は、休診日でないなら請求できないのかもしれません。でもルールが全てですか?規則が全てですか?
    地域の人たちの為にと頑張っている人たちの気持ちを踏みにじるようなことを言うクレーマーや支払基金……なんて素敵な国なんでしょう。でも支払基金の人に言いたいんですけど、どこの業界とは言えませんが、保険の不正請求が有名になってる業界が医療界にはあります。なんでそこにはいつまでたってもメスを入れないんでしょうか??とーっても不思議です。
    小さなクリニックをいじめる時間があったら、そっちをやったほうがお金たくさん浮きますよ?笑
    完全感情論でした。

  • #7

    零細 (木曜日, 29 1月 2015 23:10)

    地域の総合病院で20年勤務して開業した者です。
    先生の救急クリニックに全面的に敬意を表します。
    支払い基金や厚生局はお役人ですから杓子定規ですね。医師会の保険部委員ですのでお役人さまの建前主義は良くわかります。ここはそれを逆手に取りましょう。外来受付は16時から18時位にしてそれ以後は24時まで時間外、以後早朝まで深夜加算をとりましょう。土日は休診を建前として今まで通りに休日加算をとれば十分ペイしませんでしょうか?勤務医時代は当直は一人で朝まで50人くらい診察して10人くらい入院させてました。当直料は一万円でしたから病院としては良い稼ぎだったと思います。現在の○洲会とかチェーン病院がやってることですね。どうか法律や支払い基金にチクるケチな患者にご立腹されずに法律をうまく利用して収益を上げていただくようお願いします。それが最終的には地域住民のためになりますから。

  • #8

    院長 (金曜日, 30 1月 2015 02:20)

    ずーのさん、零細さん・・・
    私の感情的な内面を見事に表現していただきありがとうございました。感謝、感謝!
    ただ、その規則の編み目や抜け道を探して・・っていうのなんだか悪い事してるみたいで嫌なんですよね〜。それならむしろ、赤字覚悟で休日加算なし・・でやる方が男らしい。ま、当面は悪い事してない自信があるので、休日加算請求し続けます。

  • #9

    眼科医@千葉 (金曜日, 30 1月 2015 08:54)

    男らしさを求めるとは上原らしいね。でも場合によっては不正請求と言われてさかのぼって返額を求められるなんてケースもあり得なくはないからよく考えた方が良いと思います。職員もいるわけだし、経営が成り立たなくなったら元も子もないでしょう。確か週に30時間は受け付けていないといけないという制約があったように思うので零細さんの御提案はちょっと極端かと思いますが、抜け道ではなく節度を持った範囲で規則を利用することも必要ではないでしょうか?

  • #10

    nyar! (金曜日, 30 1月 2015 12:05)

    ずーのさん、わかる。
    よくある話で、
    勤務医のダンナが診察中、嫁ハンから直電で「○○ちゃんが××なの」。
    いますぐ飛んでこいと言わんばかりの嫁ハン。ダンナは医者なんだもん。
    (二度目はないけどね。すれ違いの始まりw)
    医師にだって、「近所のクリニックに救急専門医がいて、土日も見てくれる」のは、心強いんです。
    まして上原センセみたいだったら、なお安心。
    ケガやビョーキはもとより、患者さんの暮らしぶりや心模様まで感じてくれる。
    口に出すかはともかく、そんな姿勢をとり続けることって、難しい。
    「開いててよかった」。地元にはじめて24時間営業のコンビニができた時を思い出します。
    若い方はわからんだろーけど。もう当たり前すぎて。
    クレームの人もそんな感じなのかなー

  • #11

    nyar! (金曜日, 30 1月 2015 12:31)

    先輩から、マジメに書けって。(すみません)
    にしても、「悪い事してない自信があるので」。サイコーっす。
    たぶん、基金の中の人が、規則の行間やら背景をわきまえていないんでしょうね。若くて。
    何せ、もうン十年前のこと。
    さて、日祝は医療機関の休日と、これもお上のお定め。
    患者さんはまず知らない。
    クレームした方は、「聞いてみたw」てな感じだったのかも。(ガチなら怖すぎマス)

  • #12

    カブリエラ (日曜日, 09 10月 2016 21:21)

    私は両方の言い分がわかります。体調不良で休日に見てもらいたくてもお金が余分にかかる、でも払えるお金がないから待っておこう、そして、病状を悪化させるという人もいるのです。病院は赤字・・この問題は国が解決しないと行けないと思います。

  • #13

    なの (日曜日, 14 4月 2019 09:19)

    休日診療費とったら駄目なのにとって間違ってることしてたんだから、どんだけごたく並べても仕方ないじゃん自業自得と思います

  • #14

    . (月曜日, 10 7月 2023 23:52)

    まず病院のホームページでこのように晒しあげるように公開するのは如何なものかなと思います。
    人のことをとやかく言う割には、その方の立場になって考えられていないと思います。
    しかも批判する言葉が酷い
    本人に言うでもなく、このような場所で一方的に言うのは平等でないです。
    そのような性格も踏まえて、患者様から不信感が募ったのでは?と思います。
    その人のせいにしていますが、あなたが加算しなければ診れる話ですよね?それが出来ないから休業日とする訳ですよね。
    それを人のせいにしてこんな所で一方的に、そして酷い言葉酷い扱いで言われたならたまったもんじゃないでしょう。
    ましてや、こうやってコメントを書く場もあるなら他の人からその患者様への批判の声が書かれることも考えられますよね。
    医者である前に人として信じられません。
    先程も書きましたが、そのような性格もあっての出来事だと思います。
    いつか信頼されるようなお医者様になる事を祈っています。