日本人だって・・・

 

10月11日 朝日新聞「天声人語」 
 わが国での開催は48年ぶりとなる。国際通貨基金(IMF)と世界銀行の年次総会だ。14日まで、188カ国の財務相や中央銀行総裁らが世界経済のあれこれを論じ合う。
▼約2万人が来日するこの祭りに、中国はトップを送らず、大手銀行も欠席させるという。尖閣の一件を理由に、日本に恥をかかせる腹なのか。あらゆる機をとらえての意 趣返しは、体ばかり大きい子どもを思わせる。
▼IMFは世界の成長見通し引き下げた。ユーロ危機は長引き、日米の財政難は変わず、新興国の勢いにも陰りが見える。こんな時こそ協調が必要なのに、大国の自覚はないらしい。せっかくの場をプロパガンダに使う粗雑さは、未熟な国内市場とも重なる。
▼中国では日本車の販売が失速した。9月はトヨタが去年の半分、日産やホンダも約4割の減で、ドイツや韓国の車が売れている。政府が不買を容認し、性能や価格で選ばれるべき商品が憎悪の的になる。悲しいかな、これが「世界一の新車市場」の現実である。
報復を案じてか、日本ツアーの解約も続く。心配ご無用、少数の嫌がらせはあったが、五星紅旗も中華街も安泰だ。国柄や民度に触れるまでもなく、それが世界の常識というものだろう。
▼経済規模で世界2位とはいえ、その源泉である13億人の所得格差は広がり、民主主義なき発展の矛盾は覆いようもない。官民あげての「愛国無罪」も、国際社会の評判を落とすだけである。
 とりあえず「大人の所作」を覚えよう、と難じておく。
                                                                                      さて、この文章を読んで、共感を覚えた方はたくさんいるでしょう。これを書かれた朝日新聞の記者さんに拍手を送りたいです。
                                             ところが、今夜、上福岡で飲酒していた中国人(彼らは日本に住んでかなり日が経過しているようです。国民保険も持っていました)3人が、5人の日本人に囲まれて暴行され、当院に救急搬送されてきました。
どおせ尖閣の話とかを表面だけかじり知って、「けしからん!中国!」とか思ってたんでしょう・・・
せっかくの名文も台無しです・・・・                                                             
世界の常識がわからないのは、中国だけでなく、この日本も大差ないのかも知れません・・・・・
あなたが中国人を殴ったって尖閣問題が進展する訳ないでしょ?ばか!