本当に???

昨日、家の近所をRunningしながら考えました。

 

よく、外科系のDr.が1針縫合する程度の場合、「1針縫うのも麻酔で注射するのも同じだから、1針くらいなら麻酔なしで良いよね?」と言うのです。

たしかに局所麻酔には注射が必要です。

頭の傷をホッチキスでガチャン!と1回するのに局所麻酔を注射するDr.は少ないように思えます。

 

でもね・・・・麻酔の注射の痛さはすぐに麻酔薬で消失するよ。

縫った針の痛さやホッチキスで留められた痛さは、しばらくズキズキ続く・・・

じゃあ、局所麻酔した方が患者さんには優しいのではないだろうか?

「局所麻酔すると2回刺されるから、しなくて良いよね?」って、いかにも患者さんの為を思った発言のように聞こえるけど、自分が麻酔を面倒くさがっているだけではないか???

 

そう思ったら、普段医療従事者が使っているいろいろな言葉が、本当に患者さんの為を思って使ってるのか・・・すごく疑問に思えてきました。

 

お年寄りの患者さんに話しかけるのに、必ず子供言葉で話をするNs.・・・とか。。。。

自分も気をつけよ。

きっと意識しないでやってる事ってありますよね。。。。

 

 

 

 

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コメント: 2
  • #1

    通りすがりの美女 (金曜日, 19 10月 2012 14:41)

    お年寄りに子供言葉で返すって、おかしいですよね。
    親切にゆっくり優しく話す=子供言葉 と思ってのことなんでしょうが。
    自分がされたらと思うと、嬉しくありませんね。
    なんだか、ばかにされてるような気がすると思いますし、自分の父や母がそう話しかけられているのを見ても不快だと思います。

    私の父は、日頃人に優しくなかったので、知り合いの外科医に縫合されるとき、「根性があるから麻酔はなしでいいですよね?」と言われ、つい「おう!」と答えてしまったために、麻酔なしで数針縫ってもらったそうです。
    ものすごく痛かったそうです・・・。

    「人には優しくすべきだった」と多少は反省したでしょうか(笑)

  • #2

    院長 (金曜日, 19 10月 2012 18:01)

    通りすがりの美女さん・・・・美女の方は通り過ぎないで、戻ってきて下さい(笑)。
    コメントありがとうございます。やはり医療従事者、とくに病院勤務だと、一般社会の常識から若干離れていることが多い気がします。自分や自分の身内がされていたら不快だ・・という思いに至らないのですね。日常の多忙の中で、自分の仕事や態度を見直す余裕が無いのかも知れません。我々は反省すべきですな・・。