志木市が市民病院の小児科の夜間救急を閉鎖する・・・とのニュースが流れました。
理由は赤字がかさむから・・というのと、3人の常勤医師だけで24時間365日を分担するのはきつい・・ということです。
これに対して、周辺自治体から運営費用を負担するから続けてほしいという要望も出されています。
現在、県南部(新座・朝霞・志木・和光・富士見・三芳)の夜間小児救急の中心に存在するのが志木市民病院でした。他にも数件、小児を受けてくれる事がある病院はありますが、志木市民病院が受け入れてくれないとなると、その周辺の救急車がこちらまで流れてくる事は間違いないでしょうね。。。。
なので、院長としてもこの話題には敏感なのです。
川越市内でも、広瀬病院という救急告示病院が3月いっぱいで閉院となるそうです。私のアルバイトしている、康正会病院も救急車受入数は5年前は年間1000台を超えていたのですが、年々減少してきて、昨年は半数以下の450台でした。
埼玉県内全域でもこの5年間で20の病院が救急告示を取り下げました。
これらの事実を自治体、あるいは厚労省や厚生局、健康保険組合のお偉いさん達はどう受け止めているのでしょう?
医療界ではすでに、「救急医療は儲からない」「救急は大変なだけ・・」というのが常識になりつつあります。
この国の医療、社会保障制度をどうしていくのか?
今、手を打たなければ・・・はじめに医療費削減ありき・・・では、この国の医療は崩壊の一途をたどります。
コメントをお書きください
Hなナース (水曜日, 25 1月 2012 23:06)
はじめてコメントします。ブログはいつも興味を持ち拝読しております。今後も社会に対する意義ある提言&楽しい話題を期待します。2月よりお会いすることは少なくなるかと思いますが、ブログのチェックは行いますので宜しくお願いします。
院長 (金曜日, 27 1月 2012 18:34)
Hなナース・・・さん
誰かと思って、ちょっとドキッとしてしまいました・・・そんな自分が悲しい・・・
手術室から移動になったなら、この場でどんどんコメントしてくださいね。
お疲れ様でした。