私の出たニュースを見て、とある救急病院の当直医師から次のような言葉が聞かれたそうです・・・
「急患診るって言ってる医者がいるんだから、みんなそこに行って診てもらえばいいんだ」
まあ、私としては全然構わないのですが・・・冷たい言葉です。
とても医療者としての温かさを感じません。
このお医者さんは患者さんに対しても冷たい言葉を投げかけているんでしょうね〜
この医者に診てもらうくらいなら、私が診察したほうがまだまし・・・と思えるので、どうぞ当院へ・・・
医師として(看護師も・・)患者さんを治すということは、疾患を治すことと共に気持ちも治さなければダメだと思っています。
もちろん医師も人間ですから、「お前なんか治してやりたくないよ」と思える患者さんもいます。
そういう場合でも「他の病院に行けば?」とは言いませんよ・・・
医療者が自分の態度を・・言葉を・・もう一度見直さないと、日本の医療はダメなままですね。。。。。。
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くーちゃんママ (金曜日, 23 12月 2011 06:06)
「医療者が自分の態度を」まったくその通りです。
近所の救急対応総合病院の医師、一人の内科医師は全く患者の顔を見ず、こちらが語ることをひたすらパソコンに向かって打ち込んでいるだけ。お互いの心が全く通じてないと感じました。
整形の医師は腫れた指を障りもせず、さっと見ただけで、問診もなしに、「レントゲンを撮りましょう」と。
なぜ撮るんですか?と聞けば、「骨の異常、骨折とかそういったことでしょう」と。
いつから?どうして?痛みは?など一切聞かずにです。この人は超能力者でしょうか? もちろんお断りしました。
不安を抱えた患者はこの人が治してくれるという絶対の信頼感を持って診察室に入ります。自分の不安や痛みをその医師に話すことによって病気の半分は治ると私は思っています。
なので、二度手間になるけれど、私は医師が見る前、カウンセリング専門の人に思いを話せる、そんなのがあったらいいなあ~と思います。
待っている時間に話を聞いてもらえたら、不安も飛びます。
ずいぶん前に 軽い花粉症で耳鼻科に行ったとき、子供と笑って話していたら、隣の人に「具合い悪いんだから静かにして!」と怒られました。そのときに初めて、ああ、具合の悪い人はピリピリしていて、不安で、つらくて、待たされて、心も体もボロボロなんだなと感じました。
つらい思いを聞いてあげられたら楽になるのでは?と思いました。
話すことで楽になる・・・これは、いじめも悩みも病気も同じですね、老人ホームでも話をしたくて仕方がないお年寄りがたくさんいます。
目を見て じっくり話を聞く、それが治療に一番大事なことだと感じています。
院長 (月曜日, 26 12月 2011 18:35)
先週、諏訪中央病院(長野県茅野市)の名誉院長、鎌田實先生が書かれた「言葉で治療する」という本を読み終わりました。
主に癌患者さんが医療従事者から受けた心ない言葉やありがたかった言葉など、患者さんからの手紙を元に書かれているのですが・・・自分も気をつけなきゃ!!と改めて考えさせられる本でした。
くーちゃんママさんも、患者代表として医療に期待することや改善して欲しいことなどドンドン書き込んでいって下さいね。