
以前、軽自動車についてちょっと書きましたが、私は軽乗用車廃止論者です。
歴史的に軽乗用車が国内で優遇規定を制定された背景には、大戦の敗戦後の経済成長を進めて行く上で、国民の1家に1台の自動車を・・という目論見があったものです。
まだ高嶺の花だった自動車をより安価に、広く国民に普及させようとする思惑の中、優遇税制が採用され現在に至っています。
ところが現在では1人1台の時代になっており、今更普通乗用車に対向する軽の優遇税制は変な話です。
むしろ、自動車を持つ全ての人から均等分の自動車税を納税させれば、税収の改善に少しでも寄与するのではないでしょうか?
車両価格だって、ちょっとパーソナルなスポーツモデルやターボ車などを選べば、簡単に1000ccや1300ccクラスよりも高い車両価格になってしまいます。
そのような車両を購入できる人を税制上の優遇は不要でしょ?
小さなボディサイズ規定の中で無理に広い居住スペースを確保しようとするから、背高のっぽの車が多くなります。
さらにドアやボディの厚みを少なくしようとしますからボディ剛性は落ちます。
同じ規模の衝突事故があった場合、乗員が重症になりやすいのは圧倒的に軽乗用車が多いのです。
最近の軽は衝突安全性を高めたと言っても、欧米の安全基準はまだまだ満たせないレベルです。
怪我をしたくないなら私は1000cc以上の普通乗用車を選びます。
燃費だって、最近の1000ccや1300cc車の出来は非常に良いので、あえて軽を購入するメリットは無いように思えます。
そろそろ軽乗用車という概念は廃止して良いのではないでしょうか?
その上で、新たに燃費で優遇税制を考えれば良いのに・・・たとえば、プリウスやフィットハイブリッド、日産リーフ、マツダデミオのSkyActive車などは最低の税金、ランエボやインプレッサターボなどの低燃費車は高い税金を取る・・・それが公平な気がしますが。
さらに言えば、自動車税は撤廃して、ガソリン代に上乗せしてしまえば、ガソリンをたくさん使用した人がたくさん税金を払う・・・一番公平ですよね。
このままでは閉塞気分の日本社会、日本の政治・・・おお!と思う改革をして欲しいなあ。。。。。
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ただいま検討中 (月曜日, 31 10月 2011 23:20)
軽自動車税の優遇については現在もいろいろ検討されているようですが、実際に購入を検討するとなると、特にセカンドカー購入となると維持費を考え軽自動車も候補になっちゃいますね。実際大きいんですよ。少なくとも来年度から、ということはなさそうですし。
自動車税云々より、自動車関係の税をガソリンに上乗せして、というのは私も妻に話していたことがあります。
燃費の悪い車でも年間の走行距離が少なければ環境にやさしいとも考えられます。自動車税のグリーン化といった名目で経過年数で増税することもなくなりますし。
自動車重量税だって車重によって道路が傷むから、という理由もあるようですが、いっぱい走行する人の方が道路を傷めているという理屈だって成り立つわけですし。
ガソリン税の暫定税率切れが問題になっていた時点でもいろいろ検討できたと思うんですがねぇ・・・。
院長 (火曜日, 01 11月 2011 08:05)
ただいま検討中さん・・はじめまして。(あれ?はじめましてじゃなかったですかね?) そう!実際に購入を検討するとなると税金やら車庫やらが大変で・・ついつい軽・・・もわかります。でも何年も乗る車、しかも自分の命を預けて時速100km/hとかで走るわけですから、税金とか車庫とかでなく、性能で選んで欲しいです。
まあ、この話題は結構いろいろな意見があるでしょうけどね・・・
Ely (日曜日, 22 7月 2012 03:31)
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イケイケ (金曜日, 07 12月 2012 16:04)
軽自動車廃止論・・大賛成!!
だいたいのことはカテゴリーを増やしてもいい方には行きません。
それにしても、ランエボとインプレッサが悪燃費車の代表で出てくるとは>
さては院長はマニアですな(笑)