野田内閣の厚労大臣に小宮山洋子さんが選ばれました。
ま、私も、大臣なんか誰がなったって一緒・・という気持ちになってしまっている日本国民ですが、さすがに厚労省は自分の仕事に直接関わってくるので少し気になります。
そういう点では、私、小宮山さんという政治家はどちらかというと好きなタイプなので、ちょっと期待しようかな???
さて、医療費高騰とか、社会保障に財源が不足とか・・・いろいろ言われていますが、そもそも「医療というのは馬鹿高いものなのだ!」という認識が必要なのではないでしょうか?
英国の医療雑誌が日本の皆医療保険制度を見直していましたが、医療を受けやすくすることと、経済学的に医療を成り立たせることは違います。
アメリカでは、たとえ感冒でも初診料が2〜3万円、専門医を受診すると3〜5万円請求されます。これを国は保証してくれず、個人が加入している保険の規定によって、一部が支払われています。なので、保険に加入できない人はろくな医療が受けられないのです。
これをお上が全面的に保証してやろうというのが、北欧型社会保障です。そのかわり公費で負担するので、必然的に税金は高くなりますね。
さて、日本はどこを目指すのでしょうか?いずれにしても、負担なしに社会保障サービスを受けれる・・といった幻想を抱く時代は終わったと思わなければいけないんでしょうね。
以前にも書きましたが、まずは公費の無駄使い・・・一部の生活保護の方や救急車の無料運用など見直すことから始めるべきではないでしょうか???
ちなみに、当院で感冒の診察・処方すると、まあ4000円くらい(同じ医療とは思えない安価でしょ?)。その3割の1200円負担と言うことになります。市内のお子さんなら0円で医療が受けれるのです。すごいことだけど、やっぱりどこかに負荷がかかるよね?
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鹿児島の風 (月曜日, 05 9月 2011 23:54)
民主党議員はもう少し大人にならなければ駄目だ。煙草増税に関しての発言はその幼稚たる最もな現象だ。今は被災地復興に全力をあげなきゃならないときに、被災地の主力産業である煙草生産にブレーキをかけるような発言を平気で行うこの無神経さが民主党全体の風土なのだろうが、この発言で被災地で煙草生産に携わっている農家の方々はどのような思いをするのかという思いやりは全く無いのだろうか?自分の持論を全く無神経に発言する民主党の議員はやはり国を背負っていく能力に欠けると言わざるを得ない。本当に恥ずかしいことだ。
院長 (木曜日, 08 9月 2011 11:38)
鹿児島の風さん
なるほど!そんな考えもあるんですね。医者的にはたばこなんて麻薬と同じ扱いにすれば良いのに・・とか、全国の愛煙家に怒られそうなことを思いますが・・・
たしかに被災地の産業を元気づけなければ復興は無いでしょうなあ・・・