電子化と情報管理

上記、いずれも年末31日の新聞ニュースです。

朝日新聞では健康保険番号などの患者情報が医療機関や薬局から漏洩しており、それが名簿業者の手に渡り売買されていたそうです。

近年、国の指導のもとに、各医療機関や薬局から保険機構への医療費請求（いわゆるレセプト）はWEBを使用したオンライン請求が主流になってきています。

審査側の利便性を優先させたためです。

いまやweb上には様々な情報が飛び交っています。

もちろんパスワードや登録者の身分を確認するための番号などは振り分けられているのですが・・・ハッキング技術の進歩と日本という国の管理能力のなさを考えると、とても情報漏洩を防ぐなんて・・・無理無理。

だって、アメリカ国防省やCIAのコンピューターにもハッキングがかけられているんですよ！

 

という、疑り深い院長の性格により、当院はいまだにCDに情報を焼いて、職員が保険支払い基金まで持参しています。

持参しても無くしたりすれば情報漏れるんですけど、責任ははっきりしますから・・・

 

日経新聞の記事は、まさに多くの大企業の方々が、国内の会社や国の情報管理の脆弱性を危惧していることを示しています。

やはり、お上が管理する個人情報は市中のwebを使用するのではなく、日本独自の情報ハイウェイを構築する必要があるのではないでしょうか？

いい加減に道路の舗装、高速道路、新幹線、オリンピック・・といった前世紀的な公共投資でなく、情報やセキュリティに税金をかける・・・そういう認識が政治にも必要だと思います。

 

2016年は参議院選挙がありますね。

21世紀で生きて行く我々の未来を責任持って舵取りしてくれる人を選びたいですね。

 

みなさま、今年も１年間、私の勝手なボヤキを受け入れてくださいまして、ありがとうございました。

また来年もよろしくお願い致します。

よい新年をお迎えください。