埼玉県の救急病院の不思議・・・

今日も夜間、救急車はひっきりなしに出動しています。

我がクリニックは埼玉県から救急告示をもらえていないので、救急隊は地域の救急告示病院いくつかに先に確認し、数件の病院から断られた患者さんだけ搬送されてきます。

それでも一晩に5〜10台の救急車が行き場がなくて受け入れ要請をしてきます。

 

今夜も急性アルコール中毒患者は当院が一手に引き受ける形になってます・・・

なんでか?というと、なぜか市中の救急病院は、救急隊が「急性アルコール中毒患者」と言うと、「他の救急車に対応中」・・・あっれ〜??今、その病院に搬送してる救急隊いたかな〜???と隊員は考えるそうです。

なにせ、救急隊は消防無線で他の救急車がどこにいるかは、わかってしまうのですから・・

 

他の救急病院では、「急性アル中患者が・・」と言うと、「病棟で急変患者が出てますから診れません」と断られるそうで・・・

あそこの病院って、いつも病棟患者が急変するんですけど・・・やばいんじゃね?その病院・・・。

 

「処置困難」という断り方もあるそうですが・・・救急病院の告示を取得して、アル中に処置できないって・・・どんな救急???点滴して寝かしておくだけじゃないか。

 

「ベッド満床」はまだましな理由ですが、入院させる必要も無いかも・・・


ま、そんなこんなで、今夜もアル中3名が当院に来院。うち2名は帰りましたが、1名はこの時間(現在午前10時です・・)になってもまだ帰らず・・・トイレに座って眠るし・・ろくに歩かないし・・友人は迎えに来ないし・・・・

こうして我がクリニックのスタッフは睡眠不足に陥っていくのです。

 

まったく!救急の補助金、こっちが欲しいくらいだわ!