年賀状に見る、おやじ度

年賀状がたくさん届きました。

これだけ世の中がデジタル化とか、いろいろ言われている中で、年賀状ってアナログで良いですよね〜。

とくに私の様に、根っからアナログな人間には、これ無しには年が明けた気がしない・・くらいの存在です。

やっぱりおめでとうメールより年賀状の方がもらって嬉しい気がします。

 

たとえば遠方の友達から年賀状が来ると、その紙の端を見ながら、「ああ、あいつが俺のことを頭に浮かべながら、このメッセージを書いたんだなあ」などと想像してしまって、昔の楽しい記憶とともにそいつの顔を思い浮かべられます。

まあ、ほんの1〜2週前に、自分でそいつ宛に年賀状書いてるから、この1月の間に、少なくとも2回はそいつの顔を思い浮かべられるんですよね。

 

メールだと、住所録(メルアド録)を一括登録して、「送信」ボタン押したら終わり・・・ちょっと寂しいよね。

 

最近は厚労省が医療にそういう世界を導入したがっていて、役人的な考え方だなあと思います。

医療って効率だけでは物語れない部分が大事だと思うのですが・・・

そのうち、病院受付で、タッチパネルで選択していったら、病名まで診断がついて、医者はそれに沿った処方をするだけ・・なんて世界になるのかなあ・・・

本物のコンビニ医療ですね。

当院はコンビニエントなクリニックを目指していますが、コンビニエントな医療は目指していません。

どうも世の中、そこを混同する人がたくさんいて困るなあ・・・

 

今年の年賀状を見てて気づきました。

若い時は自分を中心とした写真の年賀状。

次第に夫婦になり、家族の写真。

そのうち子供だけの写真になり、ついには犬や猫の写真????

年賀状の写真でその人のオヤジ度がわかる????