心肺蘇生ガイドライン2010

最愛の人・・・・それは恋人でも、子供でも、親でも誰でも構いません・・・・が突然、あなたの目の前で意識消失!!

白目をむいて呼吸もしていないみたい!!!

 

こんなときあなたはどうしますか?????

 

日本国内で、119してから救急車が到着するまで約7〜8分かかります。

119の前にオロオロする時間を入れたら、約10分間もの間、その人は呼吸も心臓も停止したまま放置です。

これでは命は助かりません。

 

その場にいる、あなたが!最愛の人の命を助けるのです。

 

その助ける方法、「心肺蘇生ガイドライン」が5年ぶりに改訂され、日本語に翻訳されました。

日本蘇生協議会のHP(http://jrc.umin.ac.jp/)でダウンロード可能です。

一般市民の皆さんは、成人向け:BLS、小児向け:PBLS、乳児向け:NCPRを知っておけば十分です。

覚えなくても良いので、一度は読んでみてください。

119した時に、消防の人に、「心臓マッサージをしてください」って言われます。

やり方がわからなければ、あなたの最愛の人は2度とあなたに微笑んでくれなくなります。

 

我々、救急医療に関わる医療従事者は必ず、全部を実践できる様に訓練するのですが、現場で   10分間放置されていた人は助けられません。

 

面白いデータがあります。

一般市民にアンケートを取りました・・・・「あなたは、目の前で人が倒れたとき、自信を持って対応できますか??」という問いに対して、「yes」と答えた人の割合が何%あったか???世界の各都市のデータです。

1位:イチローの住んでいる、アメリカ、シアトル市では、98%の市民が「Yes!」と答えたそうです。

2位以下、欧米の都市や豪州が並びます。

東京は約40%だったそうです。

この割合が上がらなければ、日本の蘇生率も上がらないのです。

 

ちなみに、日本国内のデータで圧倒的にブッチギリ1位の都市があります。

秋田市・・・約75%だそうです。

秋田市では、中学校から義務教育で毎年心肺蘇生を教えてるんですって!

高校も、大学も?、さらには一部の職場でも・・・蘇生法の研修やってるみたいですよ。

 

東京は義務教育で、心肺蘇生法とか教えたら、教育ママやモンスターな親から文句が出るんでしょうね。

一体、人間にとって、どのような教育が本当に必要なのか?もう一度考える必要がありますね。